痛みが長引くと、身体は痛みに敏感になる?
慢性痛と神経の仕組み

「何か月も腰の痛みが続いている」

「以前より少しの動作で痛みを感じる」

「検査では大きな異常がないのに、痛みがなかなか改善しない」

このようなお悩みはありませんか?

実は、痛みが長期間続くと、神経系の働きが変化し、痛みを感じやすくなる場合があります。

今回は、慢性的な痛みと神経の関係について、理学療法士の視点から分かりやすく解説します。

慢性痛とは?

一般的に、3か月を超えて続く、あるいは繰り返す痛みを「慢性痛」と呼びます。

痛みは本来、身体に危険が生じていることを知らせる大切な仕組みです。

しかし、痛みが長引く場合には、筋肉や関節などの状態だけでなく、痛みを伝えたり調節したりする神経系の働きも関係していることがあります。

痛みが長引くと神経はどうなる?

私たちが痛みを感じる際には、身体からの情報が神経を通って脊髄や脳へ伝わります。

脳や脊髄には、痛みの情報を調節する働きもあります。

ところが、痛みが長期間続く中で、神経系が刺激に敏感になる場合があります。

こうした変化の一つを「感作(かんさ)」と呼びます。

例えば、

  • 以前は平気だった動作で痛みを感じる

  • 少しの刺激でも強い痛みを感じる

  • 痛みのある部分の周囲まで敏感になる

といった状態がみられることがあります。

ただし、慢性痛のすべてが神経の過敏さによって起こるわけではありません。

関節や筋肉の問題、神経の障害、炎症などが関係している場合もあるため、それぞれの状態に合わせた評価が必要です。

痛みの強さと身体の損傷は必ずしも一致しない

ここで知っておきたいのが、痛みの強さと組織の損傷の程度は、必ずしも一致しないということです。

例えば、腰痛が長引いている方でも、痛みの強さが日によって変化することがあります。

身体の状態だけでなく、睡眠不足や疲労、ストレス、活動量など、さまざまな要因が痛みの感じ方に影響する可能性があります。

これは決して「気のせい」という意味ではありません。

痛みは、身体と神経系のさまざまな働きが関係する、実際の身体の反応です。

痛みが長引いているときに大切なこと

慢性的な痛みへの対応では、痛い部分だけに注目しないことが大切です。

① 身体の状態を確認する

筋力、関節の動き、姿勢、日常動作などを確認し、痛みに関係している可能性のある要因を整理します。

② 無理のない範囲で身体を動かす

痛みがあるからといって、必要以上に動作を避け続けると、筋力や活動量が低下することがあります。

症状に合わせて、無理なく身体を動かす機会を増やしていくことが大切です。

③ 睡眠や生活習慣を見直す

睡眠不足や疲労などが、痛みの感じ方に影響する場合があります。

身体への負担だけでなく、日常生活全体を見直してみましょう。

なお、痛みが長引いている場合や症状が変化している場合には、医療機関で原因を評価してもらうことも重要です。

整体院インフリールが大切にしていること

当院では、痛みのある部分だけでなく、姿勢や関節の動き、筋力、日常生活での身体の使い方などを確認しています。

慢性的な腰痛であっても、痛みに関係する要因は一人ひとり異なります。

だからこそ、全員に同じ施術を行うのではなく、身体の状態を評価し、その方に合った施術や運動指導を大切にしています。

まとめ

痛みが長引くと、神経系の働きが変化し、刺激に敏感になる場合があります。

しかし、慢性的な痛みの原因は一つとは限りません。

痛い部分だけでなく、身体全体の状態や生活習慣にも目を向けることが大切です。

長引く腰痛でお悩みの方は、まずご自身の身体の状態を確認することから始めてみましょう。

腰痛でお悩みの方はこちら

整体院インフリール -Infleur-

京成小岩駅徒歩1分|理学療法士による整体

上部へスクロール