腰部脊柱管狭窄症になりやすい人の特徴5選

「歩いていると、お尻や脚が痛くなる」
「少し休むと、また歩けるようになる」
「脚のしびれが続いている」

このような症状の原因の一つに、腰部脊柱管狭窄症があります。

腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫・刺激されることで、脚の痛みやしびれ、歩きにくさなどが現れる状態です。加齢に伴う椎間板・椎間関節・靱帯などの変化が大きく関係しています。

今回は、腰部脊柱管狭窄症と関連することが報告されている5つの特徴について解説します。

※これらに当てはまるからといって、必ず腰部脊柱管狭窄症になるわけではありません。

 

1.年齢を重ねている方

腰部脊柱管狭窄症は、特に中高年以降で増えてくる疾患です。

年齢を重ねることで、

  • 椎間板の変性
  • 椎間関節の変化
  • 靱帯の肥厚
  • 腰椎の変形

などが起こり、徐々に神経の通り道が狭くなることがあります。

日本の一般住民を対象とした研究でも、腰部脊柱管狭窄症の症状は年齢との関連が報告されています。

 

2.体重が増えている・肥満傾向がある方

体重が増えると、立つ・歩く・階段を上るなどの日常動作で腰や下肢にかかる負担も大きくなります。

大規模な研究では、BMIが高い人ほど腰部脊柱管狭窄症を発症するリスクが高かったことが報告されています。

ただし、単純に「体重が重いから狭窄症になる」というわけではありません。

年齢や腰椎の状態、身体の使い方など、さまざまな要因が重なって発症すると考えられています。

 

3.腰に負担のかかる仕事を長期間続けている方

長年にわたり、

  • 重い物を持つ
  • 中腰になる
  • 腰を繰り返し曲げ伸ばしする
  • 身体に大きな負荷がかかる

といった仕事をしてきた方も注意したいポイントです。

和歌山県の住民を対象にした研究では、工場勤務や建設作業の経験と、MRI上の重度の腰部脊柱管狭窄との関連が報告されています。

もちろん、仕事だけで発症が決まるわけではありませんが、長期間の負担も一つの要素として考えられます。

 

4.腰椎の変形やすべり症がある方

腰椎変性すべり症では、腰の骨が前方へずれることで脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫される場合があります。

また、加齢によって腰椎や椎間関節などの変形が進むことで、脊柱管狭窄症につながることもあります。

そのため、

「以前から腰の変形を指摘されている」
「すべり症と言われたことがある」

という方で、脚のしびれや歩きにくさが出てきた場合は、一度状態を確認することが大切です。

 

5.長期間の喫煙習慣がある方

喫煙も、腰部脊柱管狭窄症との関連が報告されている要因の一つです。

近年の大規模研究では、長期間・大量の喫煙歴がある人ほど腰部脊柱管狭窄症のリスクが高い傾向が報告されています。

腰の症状だけでなく、全身の健康を考える意味でも、喫煙習慣を見直すことは大切です。

 

「当てはまる=脊柱管狭窄症」ではありません

今回紹介した5つは、あくまで腰部脊柱管狭窄症と関連する可能性がある特徴です。

実際には、

  • 神経がどの程度圧迫されているか
  • どの姿勢で症状が出るのか
  • どのくらい歩けるのか
  • 股関節や腰の動きはどうか
  • 筋力や歩き方に問題がないか

などを総合的に確認することが重要です。

画像上で脊柱管が狭くなっていても、必ずしも同じ程度の症状が出るとは限らないことも報告されています。

 

このような症状がある方は一度ご相談ください

  • 歩いていると脚が痛くなる・しびれる
  • 少し座って休むと再び歩ける
  • 立っている時間が長いと脚がつらい
  • 前かがみになると楽になる
  • お尻から脚にかけて痛みやしびれがある

腰部脊柱管狭窄症では、歩行によって脚の症状が強くなり、休むことで再び歩けるようになる「間欠性跛行」がみられることがあります。

 

腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方へ

当院では、腰だけでなく股関節や骨盤、姿勢、歩行なども確認し、一人ひとりの身体の状態に合わせて施術をご提案しています。

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整体院インフリール -Infleur-
東京都江戸川区北小岩2-10-1 東洋ビル6F
京成小岩駅より徒歩1分

※脚の筋力低下が急速に進む、排尿・排便がしにくい、股の周辺にしびれがあるなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

参考文献

  • 日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
  • 日本整形外科学会「腰椎変性すべり症」
  • Ishimoto Y, et al. Wakayama Spine Study.
  • Knutsson B, et al. Body Mass Index and Risk for Clinical Lumbar Spinal Stenosis.
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